リフォーム物語-戸建て-
2010.06.16 ゆったりと時間を感じる家 解体
築30年の木造2階建住宅が、開放的な間取り、使いやすい動線、高機能な住宅設備など、ネオ・リノベーションによって、新たな価値観を持った住まいとして蘇ります。ほとんど骨組みの状態にまで解体し、動線を考えた間取り、開放的なリビング、自然素材の使用など、新たに再構築します。SOUKENの手によって、お施主様の希望を十分反映させた住まいができ上がります。
解体初日、お施主様が荷物を片付けながら見学 2階階段回りの解体
2階天井の解体 1階階段回りの解体
キッチンの解体撤去 浴室の解体
お施主様が、四季のうつろいを見つめながら、これからのライフスタイルを楽しみ、「ゆったりと時間を感じる家」の完成に向かって工事がスタートしました。 今日からブログにアップしていきますのでお楽しみください。すでに解体工事が始まり、見る間に住宅設備の撤去、床、壁、天井がはがされ、骨組みだけの状態になっていきます。
2010.06.17 ゆったりと時間を感じる家 解体
外部は仮設足場が架かり、養生シートを張りました。前日に引き続き解体が行なわれ、コンテナいっぱいの廃材が積み込まれていきます。室内は住宅設備機器の撤去や、1階の床・壁・天井がはがされ、床は土台や大引を残して解体され、基礎や土間、配管が見えます。2階は一部の床を残し、壁、天井がはがされました。
仮設足場とコンテナ満載の廃材(右) 床がはがされ基礎や束石、土間が見えます
部屋全体の床・壁がはがされました 2階から見た玄関や水回りの解体
床がベコベコだったキッチンの解体 リビングの解体。配管が見えます
今日1日で廃材がほとんど片付きました。明日には資材が搬入されて、木工事に取り掛かります。梅雨に入りましたが、現場ではこれからお施主様の満足する家づくりに向かって、蒸し暑さを吹き飛ばすパワーが感じ取れます。
2010.06.22 ゆったりと時間を感じる家 増築部の基礎他
解体撤去がほぼ終り、木工事が始まりました。増築部(約2.7㎡)の基礎ができ上がり、ここは新たな階段スペースとなります。床は鋼製束で支えられた大引が掛けられ、床張りへと進んでいきます。浴室は幅が約45cm拡大され、ゆったりとしたユニットバスが据え付けられます。今日は配管工事が行なわれています。
増築部の基礎 大引の組付け
拡大した浴室と配管工事 1階に移されたトップライト
1階の補強梁 2階の補強梁
2階にあったトップライトが、1階のホールに移され取り付けられました。既存に比べるとずいぶん明るくなりました。1階1ヶ所 と2階2ヶ所に、既存梁下端に補強梁を入れて柱を抜き、開放的な空間ができました。
2010.06.25 ゆったりと時間を感じる家 サッシ取付け
既存のサッシを外して、一部新しいサッシに取り替えました。最新のアルミサッシに取り替えることで気密、断熱、水密、防音などの基本性能が大幅にアップし、住まいの快適性が向上します。また、サッシの寸法を大きくすることで採光も十分に取れ、眺望が広がって開放感が生まれます。
メジャーの先が既存サッシの位置で、高さの高いサッシに入れ替えました
高窓サッシの取付け 断熱材を床下に挿入してからの床下地張り
1階床は断熱効果を高めるため、床下全面に断熱材を入れてから、床下地を張っています。サッシ、断熱材とも「住宅エコポイント」該当商品で、これをうまく使っています。
2010.06.28 ゆったりと時間を感じる家 床下地張り他
工事は順調に進み、1階は階段が撤去されて天井野縁が組まれ、ボード張りの準備ができました。改修されて広くなった浴室に、改修前より大きなサイズのユニットバスが組み立てられ、据え付けが終わりました。2階は新しい階段設置場所を除き床下地張りが行われています。1階屋根に移動したトップライトの板金工事が行なわれました。
天井野縁組み ユニットバスの据付け
2階床下地張り トップライトの板金
既存階段の撤去 新しい階段取付け場所
これから壁や間仕切下地のボードを張る、胴縁の組付け、無垢床張りへと工事は進みます。
2010.06.30 ゆったりと時間を感じる家 野縁、胴縁組み
1階は天井野縁に続き、胴縁が組み付けられています。移設したトップライト部分にも胴縁が組み付けられ、光が箱型の壁を通して室内に射し込みます。2階はすでに間柱が組み付けられ、天井野縁の組付けも始まりました。
和室の野縁、胴縁組み トップライトと野縁、胴縁組み
2階の間仕切 2階の野縁組み
胴縁、野縁の組付けが終わると断熱材を入れ、ボードを張ると壁や天井の下地ができ上がります。壁や天井、間仕切にボードを張ると部屋の形が見えてきます。
2010.07.03 ゆったりと時間を感じる家 床張り
1階の胴縁が組み上がり、断熱材を挿入して断熱効果を高めます。このあと天井にも断熱材を敷き込み、床・壁・天井が断熱材で囲まれます。これからすぐに配線工事を行い、壁・天井にボードを張り、下地ができ上がります。2階屋根裏収納が造作され、床ができています。結構な広さで多量な荷物が収納できます。
壁に断熱材挿入 屋根裏収納の造作
無垢桐板フローリング張り 増築部外壁
2階では床張りが始まりました。無垢桐板に自然塗料の木塗油(きとゆ)を塗ったフローリングを張っています。しっとりとした風合いと、足にやさしい柔らかさで、ゴロリと横になりたいほどの質感です。増築した箇所の外壁は、下地に耐力面材が使用され、 外壁改修時には他と同じようにきれいに吹付け塗装されます。
2010.07.07 ゆったりと時間を感じる家 ロフト完成
苦心のロフトができ上がりました。天井設置の階段ユニットを取り付け、必要なときに開けて荷物の出し入れをします。通常は階段が仕舞われているため、空間を有効に使うことができます。2階は天井全面に断熱材を敷き詰めることで、改修前に比べると格段に断熱性能が上がります。
天井設置階段ユニット トップライトと天井下地 玄関の下地塗り
でき上がったロフト 断熱材を敷き詰めた2階天井
1階天井下地ボード張り 1階無垢桐板フローリング張り
1階はほとんど天井下地が張り上がり、トップライトの付いている箱型天井もきれいに納まり、陽射しが差し込んでいます。1階の床張りが始まり、無垢桐フローリングの足にやさしい感触が伝わってきます。晴れ間をぬって玄関回りや増築部の左官下地工事を行なっています。
2010.07.14 ゆったりと時間を感じる家 外壁下地
ようやく雨が上がり、今日は曇り時々晴れ。うっとうしい梅雨ももうじき終りの気配です。工事は壁・天井の下地ボード張りが進んでいます。先日の外壁下地モルタル塗りは、玄関回りをお見せしましたが、他にサッシ取替え時に壊した壁もしっかりと施工しています。下地が乾き外部塗装をするときれいな仕上がりになります。
増築部分の壁下地 2階子供室のサッシ回り
2階掃出しサッシ回り 2階階段の明り取りサッシ回り
内部の壁・天井は、間もなく下地ボードが張り上がり、漆喰塗装へと移り、階段の組付けも始まります。
2010.07.16 ゆったりと時間を感じる家 ボード下地張り
2階の洋室、子供室、収納、ロフトがある階段ホールなど、下地ボード張りが順調に進んでいます。壁下地が張り上がると、ようやく部屋の雰囲気が出てきました。1階はダイニング・リビングの窓枠の組付けが行われ、リビングの掃出しサッシの枠がハタガネで固定されています。のちほどダイニング・リビングの3箇所に内窓が取り付けられます。内窓は断熱効果や遮音効果が向上し、省エネ効果も期待できます。
子供室、奥は収納 洋室
子供室入口 階段ホール 1階リビングの掃き出しサッシ
恐竜の背中? 階段のササラ桁 穴の開いた箇所に踏み板を取付け
下地ボード張りが終わると、漆喰の塗りの下地処理、階段の組付けが始まります。工房では小川店長製作、アイアンを黒の塗装で仕上げたササラ桁が横たわっています。まるで恐竜の背中のような姿をしています。さて、どのような階段が組み付けられるのでしょうか。
2010.07.19 ゆったりと時間を感じる家
ボード張りが最終段階です。2階階段回りのトイレ・子供室・洋室の壁・天井にボードが張り上がり、収納部の壁・天井に仕上げのシナのボードを張っています。1階もリビングやキッチン回り、階段の壁・天井などにボードが張り上がりました。これで、階段を除くほとんどの部屋の形ができ上がり、改修前の閉鎖的な間取りから、開放的な間取りへと大きく変わりました。漆喰が塗り上がると、さらに明るく開放感が増します。
階段ホール、トイレ、子供室 収納の榀ボード張り
1階リビング、階段の上り口 キッチン
階段壁 玄関脇のポーチの一部を解体
今日は外構の玄関ポーチの一部を壊しています。ここにコンクリートを打ち自転車置き場をつくります。
2010.07.23 ゆったりと時間を感じる家 階段組付け
工房で製作した“恐竜の背中”、アイアンでつくった階段のササラ桁が仮付けされ、上から階段の踏み板が1枚ずつ組み付けられています。階段壁がなく、途中まで黒のササラ桁が見え、サッシから入る光で明るく、開放的な空間がつくり出されます。
ササラ桁の仮付け 壁のない空間 ラスカット巻きの柱
下からの見上げ ラスカット下地
バルコニーのひび割れから雨水が浸入して、バルコニー裏と角鋼管が腐食していたため、鋼管を柱に取り替えてラスカット(左官下地材)を張りました。バルコニー裏側も腐食部を除去し、同様にラスカットを張りました。ここにモルタル下地を塗り、外壁同様の仕上げになります。
2010.07.24 ゆったりと時間を感じる家 階段組付け
仮付けされていた階段のアイアンのササラ桁が、柱の内側にしっかりと固定され、下段と上段を直角に折って、傾斜に余裕を持たせています。踏み板は35ミリのツガの巾接ぎを使用し、重厚な雰囲気で、が出ています。壁と蹴込み板をなくすことで、光が通り抜け開放的な空間が生まれました。威風堂々、………されど階段といったところです。
ササラ桁が印象的な階段 余裕を感じる傾斜
階段裏側 上からの見下げ モルタルを塗ったベランダ支柱
腐朽箇所を取りラスカットの上からモルタル塗り 亀裂箇所をモルタルで補修
取り替えたベランダを支えるラスカットで巻かれた支柱にモルタルが塗られました。ベランダ裏側や側面、漏水の原因となった亀裂箇所にもモルタルが塗られ、外壁塗装時に一緒に仕上げます。
2010.07.27 ゆったりと時間を感じる家 コルクタイル コルクタイル張り他
階段回りの下地ボードはりが完了しました。階段天井や階段裏もすっきりとした納まっています。和室の天井に無垢桧の羽目板を張っています。梱包を開けると、桧の心地いい香りが一面に漂います。2階は納戸の造作が行なわれています。使い勝手を考え、枕棚、ハンガーパイプ、引き出しを取り付け、大小さまざまな荷物が収納できる工夫が凝らされています。
階段天井 階段裏 和室の天井桧張り
納戸の造作 コルクタイル張り
キッチン、洗面所、トイレにコルクタイル張りが行なわれています。優しい肌触りで、水にも強く抜群の弾力性で、足への負担を軽減します。
2010.07.30 ゆったりと時間を感じる家 造作家具
木工事がそろそろ終わりに近づき、納戸の造作、階段下の食品庫が取り付けられました。今日は玄関収納やカウンターなどの造作や加工が行なわれています。玄関収納は、箱型の収納を天井までの高さに組み合わせ、壁面に取り付けられます。カウンターは、廊下に面した収納の上に取り付けられます。造作家具は既製品にはない、手づくりのやさしさが伝わる家具です。
造作部材の加工 部材の組立て 階段下の食品庫
2階納戸の造作 2階ボードのパテ処理
ボードが張り上がった2階から、漆喰仕上げのボードのパテ地処理が行なわれています。ボードに食い込んだビスの頭、ボードのジョイント部すべてにパテが塗り込まれ、表面を平滑に仕上げていきます。
2010.08.02 ゆったりと時間を感じる家 造作玄関収納他
玄関収納やキッチンのカウンター下収納が設置されました。玄関収納は壁一面を使い、天井までの高さを利用して、たくさんの荷物が収納できるスペースを取り、のちほどミラーや取っ手を付けると完成です。廊下に向いたカウンター下収納は、可動棚で自在に高さを変えられ、1枚板のカウンターを取り付けると完成です。
天井までの高さと壁一面を利用した玄関収納 洗面所の天窓
廊下に面したカウンター下収納。収納奥にキッチンが入ります 階段下食品庫
階段下の食品庫に扉が付き、こちらもほぼ完成です。洗面所天井に天窓が取り付けられました。光が射し込み室内を明るくするとともに、空が見える空間がより開放的な気持ちにさせてくれます。
2010.08.05 ゆったりと時間を感じる家 塗装
室内は壁・天井の漆喰下地のパテ処理が行われています。並行して「塗装名人」金本が、外壁塗装などをどんどん仕上げていきます。深いベージュの外壁は落ち着いた雰囲気で、お施主様も納得の色合いです。ベランダの鉄部や雨戸の木枠は、下塗りのあと仕上げ塗りが行なわれ、雨戸も洗浄して塗装をしました。
外壁塗装 ベランダ手摺・物干し鉄部下塗り
雨戸木枠仕上げ塗装 ベランダ鉄部仕上げ塗装 雨戸仕上げ塗装
塗装によって既存の汚れやペンキのはがれが改修され、各部が見事に再生されました。現在行なわれている室内のパテ処理が終わると、漆喰下地塗り、漆喰塗りに移ります。
2010.08.09 ゆったりと時間を感じる家 漆喰塗り
壁・天井の下地処理が終り、2階から漆喰塗りが始まりました。洋室、子供室、階段ホール回りなど、ボード色の室内が漆喰で白く変わり、光が反射してずいぶん明るくなってきた様子が分かります。同時に、改修前の新建材では不可能だった、調湿作用や吸臭作用で、室内の空気環境も大きく改善されます。
漆喰が塗り上がった洋室 子供室
階段ホール ローラーによる漆喰塗り 1階のキッチン設置
1階には白い面材のキッチンが据え付けられ、ここも壁・天井を漆喰で仕上げ、白で統一されたさわやかな室内へと変わっていきます。
2010.08.11 ゆったりと時間を感じる家 漆喰塗り
漆喰塗りは2階から、階段、1階へと進んできました。まだ完全に乾ききっていない箇所は、所々色がムラになって見えますが、乾くと光が反射して次第に白一色に輝きを増してきます。お盆明けには養生が取れ、見違えるような壁や天井ができ上がります。
階段降り口回りの漆喰塗り 階段回
LDK 天窓回り
お盆明けには工事は終盤を迎え、器具の取付けや建具の釣込みなど、仕上げに向かって工事は進んでいきます。
2010.08.18 ゆったりと時間を感じる家 仕上げ前
漆喰塗りが終り、建具の釣込みが行なわれています。自然塗料仕上げの造作建具は、漆喰や無垢フローリングを引き立て、既製品にはない味わいのあるやさしいが伝わってきます。リビング・ダイニングの3ヶ所に内窓を取り付け、断熱・遮熱性や防音・遮音性、防犯など、窓の性能を向上させました。外壁や改修した塀のモルタル部分も、外壁と同じ深いベージュ色に塗り替えられ、落ち着いた雰囲気の仕上がりです。
LDKへのドア 2階トイレのドア 塀の塗装
3ヶ所のサッシに内窓取付け 外壁塗装
工事も最終章を迎え、このあと玄関脇の駐輪スペースの土間コンクリート打ち、残材を撤去して床養生をはがし、クリーニングを経て引渡しとなります。次回は完成状況をお見せします。
2010.08.24 ゆったりと時間を感じる家 完成
さいたま市緑区「ゆったりと時間を感じる家」の改修工事が完了しました。1階、2階の間取りの変更、階段位置の変更、一部増築など、新建材から無垢の木と漆喰の仕上げになり、自然素材のやさしさと心地よさが満喫できる住まいに生まれ変わりました。
使い勝手のよさはもちろん、開放的な空間、断熱を考慮した床・壁・天井、高機能の設備機器、リビング3ヶ所に取り付けた内窓、手づくりの収納・家具など、改修前に比べてはるかに機能性が高まりました。さらに、お施主様のこれからのライフスタイルを想定し、和のテイストを残しながら、自然素材に囲まれ“季節のうつろいを感じながら、ゆったりと時を刻む生き方”そんなメンタルケアも考えてのリノベーションでした。
外壁を白色からベージュに色を変えた建物外観 玄関ポーチと重厚な黒い玄関ドア
ミラー付造作玄関収納 廊下と造作扉
和室や階段が見える開放的なLDK
リビングから見た廊下、キッチン、階段 階段上り口から見たLDK
和室とリビング 造作吊り戸がある和室
2階子供室 2洋室と納戸(奥)
光が差し込む開放的な階段 蹴上げ高さが低く上りやすい階段
造作カウンター収納 コルクタイル床のキッチン 2階階段ホール
天窓のある洗面所 一回り広くなった浴室 コルクタイル床のトイレ
ウッドデッキのベランダと子供室 ベランダの塗替えとウッドデッキ


