リフォーム物語-戸建て-
2009.09.25 心地いい水回り空間と外装 解体
築約25年の戸建住宅。洗面・浴室の改修、玄関ドアの取替え、軒天の改修、外壁塗装のリフォームが始まりました。お施主様の希望を取り入れ、先々のことも考えて、より使いやすく気持ちまでもリセットできる空間が実現します。住みながらのリフォームですので、当然、音や埃に注意し、お施主様のストレスを最小限に抑えて工事をします。今日はまず、解体部材を運ぶ通路を養生し、洗面・浴室の解体撤去を行ない、夕方までには洗面台・浴槽の撤去、床・壁の解体まで進みました。ここでの工事の様子を随時アップしていきますので、是非リフォームの参考にしてください。
改修前の洗面所 改修前の吊り収納
改修前の浴室 洗面化粧台解体撤去
洗面所と浴室の壁解体撤去 洗面所、浴室の床解体撤去
浴室は従来より大きめのユニットバスを入れ、ゆとりのバスタイムが楽しめます。明日は洗面所・浴室の天井解体・撤去のあと、床の根太掛け、天井の野縁組みなど、造作工事が始まります。
2009.09.26 心地いい水回り空間と外装 造作開始
造作工事が始まりました。お施主様が気にしていた洗面所の床は、大引きを渡し束石と鋼製束でしっかりと支えています。根太を組み付け、床下地になる面材を張るまで作業が進みました。洗面所、浴室の天井もはがされました。排水管や配管、配線が縦横に走っています。福田が野縁を組み付けています。
大引きを支える束石と鋼製束 根太組みされ下地の面材の仮留め
天井裏の排水管、配管、配線 野縁組付け
来週から断熱材敷き込み、床張り、天井張り、ドア枠付けが始まり、ユニットバスが設置されます。
2009.09.29 心地いい水回り空間と外装 土間コン打ち
解体撤去が終り、浴室はユニットバスを設置前に排水管を立ち上げ、給水管、給湯管をつなぎ、土間を均しコンクリートを打ちました。これで土からの湿気を防ぎ、ユニットバスの重量を支える基礎ができ上がりました。あとはコンクリートが乾くのを待って、ユニットバスの組立てが行なわれます。庭では基礎外周部のモルタルの浮きをはがし、新たにモルタルを塗り付ける改修が行なわれています。
浴室の土間コンクリート打ち 基礎外周のモルタルのハツリ
コンクリート工事が終り、明日から木工事が行われます。
2009.10.01 心地いい水回り空間と外装 戸袋改修
基礎外周のモルタルも塗り上がり、キッチン天井の下地ボード張りも終わりました。今日からトイレの改修、雨戸戸袋の改修、窓の霜除け(開口部の小さな庇)の改修に入りました。トイレは便器の交換、壁・天井を漆喰で仕上げます。戸袋は木部の塗料がはげて傷みも大きいため、アルミ製に取り替えます。窓の霜除けは、木部の上から直接下地ボードを張って塗装します。
基礎外周の補修 キッチンの下地ボード張り
トイレの改修開始 霜除けのボード張り
既存の戸袋 戸袋撤去
外装の木部の塗装がはげてくると、水が入り腐朽を促進させますので、早め早めのメンテナンスが必要です。明日も引き続きトイレの改修、戸袋の撤去、霜除けの改修を行ないます。
2009.10.05 心地いい水回り空間と外装 ユニットバス
外部足場が掛かり、軒天張りも終わりました。このあと外壁塗装工事を行ないます。内部ではユニットバスの設置が終わりました。トイレの改修は配管工事に続き、ドア枠の組付けが行なわれています。洗面所の床下に断熱、遮音効果のある炭化コルクを敷き込みました。これから床に断熱材を張り、下地張りのあとコルクタイルで仕上げます。
足場が掛かり養生シートが張られました 軒天にボード打付け
ユニットバス組立て開始 ユニットバス組立て完成
トイレの配管 トイレドア枠の組付け
炭化コルクの敷込み 洗面台設置位置の寸法取り
洗面所の床下に使った炭化コルクは、コルクを焼成して炭化させたもので、断熱、遮音効果のほか、調湿、脱臭、害虫防止などに優れた効果があります。
2009.10.09 心地いい水回り空間と外装 外壁洗浄
台風一過、今日から外壁塗装の工事が始まりました。まずは高圧洗浄で外壁の表面や奥に入り込んだ水あか、コケ、土ぼこりなどの汚れを丹念に落としていきます。洗浄が終わると塗料の飛散防止のため、養生シートで覆います。
2階外壁の洗浄 勝手口付近の洗浄
洗面所床下地張り完了 天井下地張り完了
洗面所は天井下地や床下地張りが終わり、コルクタイル張りの床、漆喰塗りの壁・天井になります。外壁は明日からローラーによる塗装に入ります。
2009.10.10 心地いい水回り空間と外装 下塗り
昨日、高圧洗浄が終了したあと、一部下塗り材を塗ってみました。下塗り材は上塗り材の密着を高めるほか、防水性、微弾性があり旧塗膜表面の微細なひび割れまで入り込みます。
本格的な塗装作業の前に、今日は外壁の養生に一日時間を費やしました。ポリエチレンのマスカーで窓や庇、外部配管などを養生し、飛散による汚れを防止します。
マスカーで丹念に養生していきます。塗り作業より手間がかかります。
すっぽりと養生された窓や外配管 左が水洗いの状態、右が下塗り材を塗った状態
外壁は紫外線、風雨、大気汚染、地震などにより、ひび割れ、塗装の劣化やはがれ、カビや汚れの付着などの症状が現れてきます。いずれも外壁塗替えの警告サインです。
休み明けはローラーによる下塗りから始まります。
2009.10.14 心地いい水回り空間と外装 外装塗装
好天が続き外装の塗装がほぼ終わりました。外壁は下地塗りのあと、仕上げを2回塗り重ね、計3度の塗装です。軒天は外壁塗料をそのまま塗りましたので、相当長持ちしそうです。窓の庇、面格子、霧除け、破風、戸袋も塗り上がりました。今日は新しい玄関ドアの取付けが行なわれました。
玄関ドアの取替え 新しい玄関ドア
2階戸袋の塗装 外壁、霧除け、庇の塗装
明日から内部の洗面所、トイレの漆喰塗りが始まります。養生、下地処理、下塗り、上塗りの手順で進めていきます。
2009.10.16 心地いい水回り空間と外装 内部漆喰塗り
外装の塗装も終り、今日から内部の漆喰の下塗りに入りました。養生のあと、洗面所、トイレの下塗りが行なわれています。狭い箇所ですが漆喰で仕上げることで、調湿効果により結露の心配もなく、脱臭効果でさわやかな気分になります。
玄関回りの塗装状況 トイレの下地塗り
下地塗り上がり 洗面所の下塗り
トイレは腰掛部分に樺桜が張られ、改修前のビニールクロス張りのトイレと比べ、雰囲気が変わってきました。壁・天井の下塗りが終わると、ローラーでの漆喰塗りに入ります。
2009.10.19 心地いい水回り空間と外装 トイレ漆喰塗り
下地塗りが終わり、トイレ、洗面所、キッチンの壁・天井を、ローラーによる漆喰塗りが始まりました。狭い箇所ですが、調湿作用、脱臭作用、抗菌作用があり、でき上がって使用するときには、漆喰のほんとうの良さが分かります。
トイレの漆喰塗り トイレの腰壁は樺桜
洗面所の漆喰塗り キッチンの漆喰塗り
今日1日の養生で漆喰が乾き、明日には仕上がります。明日は便器の取り付け、洗面台の取り付けが行なわれます。
2009.10.20 心地いい水回り空間と外装 漆喰塗り
トイレ、洗面所、キッチンの壁・天井の漆喰塗りが終わりました。トイレは便器、手洗いが付けられ完成です。洗面所はこれからオリジナルの洗面台が取り付けられます。キッチンの壁、天井は、クロスの上から漆喰を塗りましたが、経年のシミや汚れがなくなり、きれいに仕上がりました。
便器と手洗いが取り付けられました 樺桜の腰壁と漆喰の壁・天井のトイレ
漆喰の壁・天井の手洗い 漆喰の壁・天井のキッチン
午後に取り付けられる、樺桜の造作洗面化粧台の設置写真は、明日アップします。
2009.10.21 心地いい水回り空間と外装 洗面所、浴室
昨日午後に造作洗面台が取り付けられました。樺桜の羽目板を面材として使ったもので、撥水性を持つ自然素材の木塗油(きとゆ)を塗って仕上げています。3つの引出しと、1つの片開き戸の中に3段の棚があり、角型ボールがはめ込まれています。お客様の希望をデザインしたもので、ここだけの逸品です。浴室も養生がはがされ、ゆったりとした浴室に変わりました。
樺桜の造作洗面台
コルクタイルと漆喰の洗面所と浴室 ゆったりとした浴室
おおかたの工事が終り、あとは建具の取付け、養生はがし、外部足場の撤去などが行なわれます。
2009.10.23 心地いい水回り空間と外装 建具取付け
外部足場が撤去され、塗装した外壁の白さが目に付きます。洗面所には樺桜の造作引戸が付きました。洗面台に使った同じ材料で、トイレにも同様の造作ドアを取り付け、デザインを統一しています。「買ってきたものをそのまま取り付けるのではなく、手づくりの温かみを感じます。洗面台もとてもいいです。トイレもきれいになり嬉しくなりました。」と、お施主様が喜んで話してくれました。玄関はタタキをはつってステンレスの靴摺りを付け、床下と玄関回りにシロアリ消毒を行ないました。
洗面所の樺桜の引戸 洗面所の内側から見た引戸
トイレのドアの取付け ステンレス靴摺りの取付け
シロアリ消毒 足場を撤去した建物外観
明日は残っている洗面台のミラー付けなどを行い、養生を下げてお施主様に引き渡します。
2009.10.30 心地いい水回り空間と外装 完成
浴室、洗面所、トイレができ上がりました。浴室は改修前に比べて、広い1317サイズのユニットバスに取り替えました。床の水引きがよく、お湯が冷めにくく、換気・暖房・乾燥機能が付いた高機能なユニットバスです。
洗面所は造作による樺桜の引戸にし、コルクタイルの床、壁・天井を漆喰で仕上げることで、湿気のないカラッとした空間ができ上がりました。樺桜の造作洗面化粧台は、たくさんの小物を仕舞える収納を取り、洗面ボウル下はドレッサーとしても使うため、足を付けず椅子や脱衣かごも仕舞えるスペースを確保しました。明るく清潔な空間での洗面やお化粧ができ、木の温もりを感じる洗面所になりました。
トイレの便器は、コンパクトで高機能なタンクレストイレを設置しました。タンクがない分、前出が抑えられ、手洗いや棚も取り付けられ、トイレ自体も掃除のしやすい形態になっています。腰壁に樺桜を使い、壁・天井を白い漆喰で塗ることで、清潔感と広がりを感じさせます。照明を天井埋込み型のダウンライトにし、天井をスッキリと見せ、光が漆喰に反射して、やわらかな空間をつくっています。
高機能なユニットバス 洗面所から浴室へ
樺桜の引戸、コルクタイル床、漆喰の壁・天井 樺桜の造作洗面化粧台
樺桜の腰壁と漆喰の壁 ダウンライトで天井面がスッキリ
明るく清潔感溢れるトイレ完成 樺桜の造作ドア
外壁塗装、基礎外周のモルタル塗り、戸袋・霜除け・軒天の改修、玄関ドアの取替え、シロアリ消毒、キッチンの壁・天井の漆喰塗装、浴室・洗面所の改修など、依頼されたすべてのリフォームが完了しました。
特に漆喰塗りの壁・天井、無垢材を使った造作の建具や家具の仕上がりの良さなど、お施主様に喜んでいただき、 私たちSOUKENもたいへん嬉しく思いました。
2009.11.28 心地いい水回り空間と外装 屋根瓦漆喰補修
10月に水回りと外装のリフォームが完了したお客様から、今度は屋根の補修工事を依頼していただきました。以前のリフォームでは、「担当の政榮さんにいろいろな提案をしていただき、大工の鹿島さんや福田さんにも細かい要望に応えていただきました。私たちも一緒になって家づくりを楽しむことができ、完成後はお客様に自慢したくなる住まいになりました。」と、喜びの声をいただきました。さらに今回このようなお話しをいただき、感謝しています。
今回の工事内容は、屋根瓦の隅棟(すみむね)と壁ぎわの漆喰部分の補修です。隅棟と、壁ぎわの“のし瓦”と“桟瓦(さんがわら)”の隙間に埋めてある漆喰が経年でもろくなってはがれ、中の粘土も崩れている状態で、放置しておくとはがれや亀裂から雨水が浸入しますので、早急に補修しました。
補修はもろくなった漆喰をはがし、中の粘土の状況を見極めながら進められ、はがした漆喰や崩れ落ちた粘土を清掃します。漆喰をはがしたあとを見ると、ひび割れした粘土が見えます。ここを既調合の「屋根瓦固定土」を、粘土のひび割れにも入るように塗り込んでいきます。
漆喰の亀裂した部分や粘土が崩れた部分をていねいにはがしていきます
漆喰をはがしたあとの粘土の状態 既調合の「屋根瓦固定土」
はがした部分に「屋根瓦固定土」を鏝で塗り込み、粘土の亀裂部分にも入るように塗り込むと完了です
隅棟(すみむね)の漆喰部分の傷みがひどく、一緒に補修しました。右は補修完了
瓦葺きの漆喰と粘土の剥離や傷みは、経年により漆喰の収縮率と粘土の収縮率が違うために起こる現象で、収縮率が低く、ひび割れしにくい「屋根瓦固定土」を使うと、漆喰工事を必要としないのでとても便利で経済的です。
ほとんどの方がご自分の屋根を下から見上げるだけで、直に見たことがないと思われますが、屋根に上ると傷んでいる様子がよく分かります。直射日光や風雨にさらされ、家の中で一番傷む箇所が屋根で、一番見過ごされる箇所が屋根なのです。この事例のように、早めの発見、メンテナンスが家を長持ちさせます。


