リフォーム物語-戸建て-
2008.12.04 家族の笑顔とパンの香りが似合う家 解体
「家族の笑顔とパンの香りが似合う家」の解体工事が始まりました。今日から工事内容を順次紹介していきます。
中古物件を購入されたお施主様は、弊社見学会に来場され、担当者と打合せのあと理想のプランができ上がり、いよいよ実行です。耐震工事、使いやすい間取の変更、パンづくりのできる厨房など、ここのリフォームには家族みんなの夢が詰め込まれています。
和室部分の建具、畳が撤去されました
廊下、キッチンも建具類が順次撤去されていきます
壁がはがされました
2階の天井がはがされ、曲がり梁が現れました
2008.12.05 地震に強い基礎
土間の土均し、外部足場取付け床をはがすと布基礎が現れました。古い家は布基礎が多く、ベタ基礎と比べて地震に対して弱く、現在では地震に強いベタ基礎が主流です。ベタ基礎は地盤全体で建物を支え地震に強い基礎になります。土間部分に砕石を敷き、締め固めたあとコンクリートを打設します。今日は土間の土を均し、砕石を敷く準備です。外部は足場を取り付けて、外壁や屋根工事の準備に入りました。
床をはがし、土間を均しています。ここにワイヤメッシュを敷き込みコンクリートを打ちます
1階の床がすべてはがされ、土間部分の均しが終わりました
外部足場の取付けが始まりました
足場の取付けが完了し、屋根や壁工事の準備ができました
2008.12.06 地震に強い基礎と屋根
土間コンクリート打ち、屋根瓦降ろし午前中は土間コンクリート打ちです。砕石で締め固められた土間に防湿シートを張り、配筋した土間に生コン車で搬入されたコンクリートを打設していきます。コンクリートはすぐに固まるため、手際よく均していきます。午後からは屋根の瓦をはがしました。足場上部にステージを組み、昇降機ではがした瓦を降ろします。

防湿フィルムを張り、ワイヤメッシュの上からコンクリートを流し込みます
左:流し込まれたコンクリートをすばやく均していきます。
中央:屋根工事用のステージをつくるため資材を上げています。
右:屋根工事が始まり、昇降機で瓦が降ろされてきます。
2008.12.11 耐震補強
3人がかりで大梁が架けられました。この梁を架けることで腐食していた柱を抜くことができ、空間が広がります。土間コンクリート打ちに続き、壁には筋違いを入れ、柱・梁に接合金物を取り付け、がっしりとした構造になりました。
大梁の取付け。刻み部合わせて掛矢(かけや)で叩いてはめ込みます
取り付けた大梁を接合金物で緊結します
筋違いを入れて補強します 旧筋違いも接合金物でしっかりと緊結します
古い建物を取り壊すことは簡単ですが、この家のように耐震改修や断熱工法で、これからも住み続けることができる家として再生が可能です。
2008.12.13 造作
解体後の造作が進んでいます。間仕切や壁をつくるための胴縁が付けられ、次第に部屋の形が現れてきました。2階はすでに構造用面材による床張りが行なわれています。1階は浴室に防水シートが張られ、在来工法による桧の浴室の造作が始まりました。
2階胴縁の取付け
2階床張り
浴室の防水シート張り
桧の浴室はどんな仕上がりになるか、今から楽しみです。胴縁の取り付けが終わると、下地ボードが張り上がっていき、床、壁、天井へと工事が急ピッチで進みます。
2008.12.18 佳境に入った内装工事
造作や設備工事が進んでいます。胴縁が打ち付けられ、壁・天井には断熱材が挿入されました。木工事では1階建具の上の明り取りの造作、浴室の電気工事、給水給湯管の配管工事、排水管工事、パインのフローリング張りが始まりました。外部ではベランダフェンスの塗装が始まりました。
設計士の松永が浴室で電気工事の打合せ 胴縁が打ち付けられ壁や間仕切になっていきます
浴室の給水給湯用の樹脂管が容易されています 2階からの排水管と給水給湯管設置
天井裏の排水管と樹脂管 明り取りの造作
パインのフローリング張り フェンスの塗装
工事中盤にさしかかりました。担当の松永も早朝から深夜まで発注や現場管理まで頑張っています。
2008.12.20 深夜の製作作業
工房では階段の製作が始まっています。社長自ら図面をチェックしながら鉄板の切断、溶接をして、階段の側板をつくっています。福田は現場から帰るとすぐに巾接ぎの加工を始めました。松永は発注業務と加工図面の作成です。深夜まで作業が続きますが苦になりません。みんなお施主様のために、いいものを安く、心のこもったものをお届けしたいと思っているからです。
図面をチェックしながら部材を組み付けていきます 巾接ぎの切断加工
溶接され階段の側板ができ上がってきました 福田と松永の打合せ
2008.12.21 SOUKENの技
今日は社長と店長の小川がコンクリート工事をしています。浴室の土間は社長がコンクリートを打ち、鏝で仕上げ、店長は床下通風口を塞いでいます。昨日、大工でもある松永が、2階の天井を杉板で張りました。設計から施工まで“SOUKENの職人技をいかんなく発揮”といったところです。しばらくぶりに屋根に上がってみたら、かわいい屋根が葺かれていました。トップライトの明り取りが付き、雪止めが付けられていました。工房で社長が製作した階段側板と、福田が加工した巾接ぎが現場に搬入され、砂川の手によって階段に仕上がっていきます。
社長と店長によるコンクリート練り 松永が杉板で張った2階天井
社長による浴室の土間コンクリート打ち 店長による床下通風口塞ぎ
ガルバリウム葺きの屋根 トップライト
造作による収納庫 砂川の手で階段がつくられます
明日から階段掛け、2階の杉板天井張り、下地ボード張り工事のほか、フック取付け用スリットなど、アイデア造作が続々登場してきます。
2008.12.26 階段の設置他
和室の押入れと床の間のあった箇所に、工房で製作した階段が設置されました。ダイナミックに見せる片壁付きの回りタイプの階段です。階段を上がってすぐ右の部屋の天井には桐板を張り、造作収納内壁にも桐板を張っています。2階の古い曲がり梁は磨いてそのまま残し、インテリアとして表しの天井、天窓の背景によく映えます。浴室は土間コン打ちに続きタイル張り工事に入り、壁面に白いタイルが張られていきます。1階は天井の下地ボード張りが行われています。
設置された階段 1階の天井ボード張り
曲がり梁の磨き 2階桐板張りの天井
2階の造作の様子 桧の浴室の腰壁タイル張り
明日からは引き続き内部の造作と、外壁のほたて漆喰塗りが始まります。
2009.01.03 粋を凝らした階段
内装の造作、壁塗り工事が行われています。工房で製作した階段は場所を変え、旧和室の床の間と押入れの箇所に据え付けられ、全貌を現しました。踏み板は養生されていますが、木目の美しいツガの巾接ぎで、黒のスチールの側板と鮮やかなコントラストを描いています。踏み段の一番下は収納になっており、ここにも造作の工夫が凝らされています。
階段の据付け。階段の一番下は収納、壁面には地窓がつけられています
洗練されたフォルムの階段 2階から見下ろした階段
塗り壁の下塗り 玄関脇の造作
階段は1階の一番奥に据え付けられましたが、どっしりと構えた様子は玄関からも見え、ここK邸リノベーションの象徴ともいえる存在です。
2009.01.06 造作と塗り壁・天井
外壁と内壁の壁塗りが終わり、現場は最後の仕上げに入っています。大胆な塗り壁の表情、厚みのある縁付きの棚板など、ここにはシンプルだありながら、重厚さも兼ね備えた造作が随所に見られます。1月11日(日)・12日(月)のオープンハウスでぜひ体感してみてください。
素朴感が漂うキッチン上の造作棚 ほたて漆喰の外壁の仕上がり
キッチン横の造作棚と重厚な仕上がりの壁 真っ白に仕上がった2階ホールの壁・天井
まだまだお見せしたい箇所がたくさんありますが、養生を撤去次第アップします。乞うご期待!
2009.01.13 無垢の木と漆喰でつくる家 完成
耐震補強、屋根、外壁、外構、内装を含め約2ヶ月かかったリフォームが完成しました。
お客様の思いとライフスタイルで、購入した老朽化した住宅が使い勝手が良く、居心地のいい住まいに大変身です。今回のリフォームは、杉、桐板の無垢フローリング、内・外壁はほたて漆喰仕上げで、たくさんの造作家具と収納、奥様がオークションで購入した古建具が据え付けられ、古いものと新しいものが融合され、味わいある住まいになりました。奥様の念願だった、自宅にパン工房を持ちたいという夢も叶いました。
完成の状況を外回りから順に紹介していきます。枕木を加工した門柱、ステンレスとアクリルでつくった門灯、庇にはオーニングを取り付けました。キッチンは工房を兼ねるため、一般の家庭よりスペースを広く取っています。ダブルシンクのシステムキッチンのフレーム、パン生地を練る巾接ぎのテーブル、調味料収納、アイアンフレームで支える専用手洗い、55ミリの厚板耳付き棚、3段の飾り棚など、木と金物による造作が据え付けられています。
薄いグレーのほたて漆喰壁の建物外観 枕木の門柱、ステンレスの門灯、オーニングの庇
白いミルクペイントのフェンスと門柱 アクリル板から光を放つ夜の門灯
造作の玄関ドアと観音開きの窓 造作の玄関収納と棚
キッチン・工房から奥の洋室を見る
キッチン・工房の様子。手前はパン生地を練るツガ巾接ぎのテーブル収納
オークションで購入した古建具を付けた食品庫 足を切って取り付けた古机と椅子
造作のステンレスキッチン 造作の調味料収納(左)と専用手洗い
洗面所、浴室は、造作の洗面化粧台を設置し、在来工法によるサーモタイル(断熱性を大幅に向上させたタイルで、足のヒンヤリ感を軽減します)と桧の浴室など、他にはなかなか見られない手づくりの温もりが伝わってきます。奥の洋間の床をはがすと堀りごたつが現れ、楽しい家族の団欒が目に浮かびます。2階へ上がる造作の階段は、ここの住まいに強い印象を与えています。アイアンを加工し、踏み板には木目の美しいツガの巾接ぎを使っています。階段から廊下にかけては、アルミと杉材でつくったオリジナルの照明器具を付けました。
造作のステンレス三面鏡収納と洗面化粧台 サーモタイルと桧張りの浴室
この家の象徴である造作の階段
階段の踏み面はツガの巾接ぎ張り ご主人希望の洋酒飾り収納
オリジナル照明が付いた階段天井 2階廊下脇の造作の手洗いとニッチ
階段を上がると2階には洋室2室、子供部屋、ウォークインクローゼット、ベランダがあります。階段の天井部分を活かし、家具調収納を造作した桐板フローリングの洋室。曲がり梁を活かして表し天井にし、ロフトをつくり天窓を付けた洋室。造作の机がベンチにもなる子供部屋。庇を付けてフェンスの外側を木材で囲み、古色の自然塗料で仕上げたベランダ。ここにも造作や既存の材料を活かした数々の工夫が凝らされています。
桐板のフローリング、桐板の天井を張り、家具調収納、内装を桐板で仕上げたクローゼットの洋室
ロフトと天窓を付け、曲がり梁と表し仕上げの洋室 ロフトは格好の子供の遊び場になりました
ガラス入り衝立に巾はぎを 子供部屋と洋室の間のウォークインクローゼット
机がベンチにもなる造作 2人で座っても大丈夫
子供室の造作机と棚 屋根を付けフェンス回りを板で囲ったベランダ
この事例に見るように、老朽化した住宅でもリフォームして長く住める住宅として蘇ります。心配していた地震対策、雨漏りや浸水のがある屋根や外壁、鉄管が腐食し赤水の心配がある配管、冬に寒さ夏の暑さ対策、間取りの変更などもリフォームで容易に解決します。
弊社では、どんな小さなリフォームにおいても、いかにして居心地のいい住まいにできるのかを常に考え、お客様の夢や希望を最大限実現することに努めています。小さな工事から住まい全体を改修する大きな工事まで承っていますので、リフォームをお考えのお客様はご遠慮なくご相談下さい。無料でお見積もりします。


