リフォーム物語-戸建て-
2009.11.28 心地いい水回り空間と外装 屋根瓦漆喰補修
10月に水回りと外装のリフォームが完了したお客様から、今度は屋根の補修工事を依頼していただきました。以前のリフォームでは、「担当の政榮さんにいろいろな提案をしていただき、大工の鹿島さんや福田さんにも細かい要望に応えていただきました。私たちも一緒になって家づくりを楽しむことができ、完成後はお客様に自慢したくなる住まいになりました。」と、喜びの声をいただきました。さらに今回このようなお話しをいただき、感謝しています。
今回の工事内容は、屋根瓦の隅棟(すみむね)と壁ぎわの漆喰部分の補修です。隅棟と、壁ぎわの“のし瓦”と“桟瓦(さんがわら)”の隙間に埋めてある漆喰が経年でもろくなってはがれ、中の粘土も崩れている状態で、放置しておくとはがれや亀裂から雨水が浸入しますので、早急に補修しました。
補修はもろくなった漆喰をはがし、中の粘土の状況を見極めながら進められ、はがした漆喰や崩れ落ちた粘土を清掃します。漆喰をはがしたあとを見ると、ひび割れした粘土が見えます。ここを既調合の「屋根瓦固定土」を、粘土のひび割れにも入るように塗り込んでいきます。
漆喰の亀裂した部分や粘土が崩れた部分をていねいにはがしていきます
漆喰をはがしたあとの粘土の状態 既調合の「屋根瓦固定土」
はがした部分に「屋根瓦固定土」を鏝で塗り込み、粘土の亀裂部分にも入るように塗り込むと完了です
隅棟(すみむね)の漆喰部分の傷みがひどく、一緒に補修しました。右は補修完了
瓦葺きの漆喰と粘土の剥離や傷みは、経年により漆喰の収縮率と粘土の収縮率が違うために起こる現象で、収縮率が低く、ひび割れしにくい「屋根瓦固定土」を使うと、漆喰工事を必要としないのでとても便利で経済的です。
ほとんどの方がご自分の屋根を下から見上げるだけで、直に見たことがないと思われますが、屋根に上ると傷んでいる様子がよく分かります。直射日光や風雨にさらされ、家の中で一番傷む箇所が屋根で、一番見過ごされる箇所が屋根なのです。この事例のように、早めの発見、メンテナンスが家を長持ちさせます。
2009.10.30 心地いい水回り空間と外装 完成
浴室、洗面所、トイレができ上がりました。浴室は改修前に比べて、広い1317サイズのユニットバスに取り替えました。床の水引きがよく、お湯が冷めにくく、換気・暖房・乾燥機能が付いた高機能なユニットバスです。
洗面所は造作による樺桜の引戸にし、コルクタイルの床、壁・天井を漆喰で仕上げることで、湿気のないカラッとした空間ができ上がりました。樺桜の造作洗面化粧台は、たくさんの小物を仕舞える収納を取り、洗面ボウル下はドレッサーとしても使うため、足を付けず椅子や脱衣かごも仕舞えるスペースを確保しました。明るく清潔な空間での洗面やお化粧ができ、木の温もりを感じる洗面所になりました。
トイレの便器は、コンパクトで高機能なタンクレストイレを設置しました。タンクがない分、前出が抑えられ、手洗いや棚も取り付けられ、トイレ自体も掃除のしやすい形態になっています。腰壁に樺桜を使い、壁・天井を白い漆喰で塗ることで、清潔感と広がりを感じさせます。照明を天井埋込み型のダウンライトにし、天井をスッキリと見せ、光が漆喰に反射して、やわらかな空間をつくっています。
高機能なユニットバス 洗面所から浴室へ
樺桜の引戸、コルクタイル床、漆喰の壁・天井 樺桜の造作洗面化粧台
樺桜の腰壁と漆喰の壁 ダウンライトで天井面がスッキリ
明るく清潔感溢れるトイレ完成 樺桜の造作ドア
外壁塗装、基礎外周のモルタル塗り、戸袋・霜除け・軒天の改修、玄関ドアの取替え、シロアリ消毒、キッチンの壁・天井の漆喰塗装、浴室・洗面所の改修など、依頼されたすべてのリフォームが完了しました。
特に漆喰塗りの壁・天井、無垢材を使った造作の建具や家具の仕上がりの良さなど、お施主様に喜んでいただき、 私たちSOUKENもたいへん嬉しく思いました。
2009.10.23 心地いい水回り空間と外装 建具取付け
外部足場が撤去され、塗装した外壁の白さが目に付きます。洗面所には樺桜の造作引戸が付きました。洗面台に使った同じ材料で、トイレにも同様の造作ドアを取り付け、デザインを統一しています。「買ってきたものをそのまま取り付けるのではなく、手づくりの温かみを感じます。洗面台もとてもいいです。トイレもきれいになり嬉しくなりました。」と、お施主様が喜んで話してくれました。玄関はタタキをはつってステンレスの靴摺りを付け、床下と玄関回りにシロアリ消毒を行ないました。
洗面所の樺桜の引戸 洗面所の内側から見た引戸
トイレのドアの取付け ステンレス靴摺りの取付け
シロアリ消毒 足場を撤去した建物外観
明日は残っている洗面台のミラー付けなどを行い、養生を下げてお施主様に引き渡します。




